これから投資をされる方や、その一歩を踏み出せた方に心からお祝い致します。投資に期限は無いのでコツコツやっていきましょう。
投資の種類と株式投資の基礎知識がわかります
では説明していきます。
株式投資とは
株式投資。最近ではだいぶ身近なワードになってきましたが、一体どういう取引なのか。
株式会社が発行する株を証券会社を通して売買し
- キャピタルゲイン(値上がり益)
- インカムゲイン(配当益)
- 株主優待(株主優待がある各会社によって優待に異なります)※日本株のみ
上記3点で利益を狙っていく取引になります。
利益を狙っていくのは分かるけど、キャピタルゲインとかインカムゲインや株主優待とか全くよく分かりませんよね?なので1つずつ簡単に説明していきます。
キャピタルゲイン
持っている株式を売却した時に得られる利益の事です。
例えば、100万円で購入した株式の価値が、150万円になった時に売却した場合は差額50万円(手数料・税金を除く)がキャピタルゲインになります。キャピタルゲインは全ての現物取引で得られる可能性のある利益です。
因みに売却した事で損失が出た場合は「キャピタルロス」といいます。
キャピタルゲインはインカムゲインよりも利益が多くなる可能性が高い分、売却する時に購入時よりも価格が下がっていると大きな損失を出してしまう場合があります。
インカムゲイン
資産を持っている最中に手に入る利益の事です。
例えば株式投資では配当金だったり、不動産の場合は賃貸で得られる家賃収入がインカムゲインになります。売却せずに持ち続ける事で定期的に利益を得る事が出来ます。
※株式で配当金を得る場合は所有している株式の権利確定日があるので、その日まで株を所有していれば次回の配当金が入りますので注意してください。いくら株式を所有していても権利確定日前に売却してしまうと配当金を得る権利がなくなります。
銀行などに預けたお金から得られる利息ですね。株式の配当や投資信託の分配金は企業の業績や運用成果によって支払われる金額が変動します。
- 株価は1928円(2021年11月25日終値)なので、最低投資金額は1928円×100株₌192800円になります。
- 配当金振り込み月が6月と12月なので、権利確定日は約2か月前になります。
- 配当額は65円(2021年現在1年間の金額)なので、現在100株買うと1年間で6500円の配当金が支払われます(税抜き前なので、6500円から約20%は税金を納めなければなりません)
株主優待
株主優待をしている企業の株を一定数(企業によって異なります)持っていた場合に企業から株主へ送るプレゼントです。
株主優待の場合の利益は直接お金ではなく、その企業が販売している商品やサービスがほとんどです。なのでお金を増やしたい場合はこの株主優待だけをみて投資をすると泣く事になる場合がありますので注意して下さい。
※一定数と書いたのは、株主優待をしている企業によって優待を受けれる権利が異なるからです。
- 100株以上500株未満 ⇒ お米5㌔
- 100株以上で6ヵ月保有 ⇒ 商品券500円分
この株主優待は日本株だけです。海外ではありません。
- 株価は1928円(2021年11月25日終値)なので、最低投資金額は1928円×100株₌192800円になります。
- 次回権利確定日は12月
- 優待は自社部ループ会社商品等 100株以上で1000円相当 1000株以上で3000円相当
取引の種類
- 現物取引
- 信用取引
- 証拠金取引
現物取引
自分の持ってる現金と金融商品で取引をするので、買ってから売るまでの間に期限が無くずっと保有する事が出来ます。
信用取引
証券会社に現金もしくは株式を担保として預け、その担保を元に証券会社からお金を借り、株式を購入したり、株券を借りてそれを売ったりする取引のこと。預けた担保の評価額の約3.3倍まで株式の取引が最大で出来ます。レバレッジをかけた取引きなので実際の取引に必要なお金を用意する事はなく、少ないお金で大きな取引が出来ます。
証拠金取引
信用取引と同じ。それぞれ基づく法律が違うので 呼び方が違っているだけです。投資の種類によっては期限のある取引きもあります。取引している商品に含み損が発生すると追加の証拠金が発生する事もあります。
- 信用取引は金融商品取引法で 「保証金」と呼ぶ担保
- 先物取引やFXでは 商品取引所法で「証拠金」と呼ばれる担保
投資の種類
- 株式
- 債券(国債・社債)
- 不動産
- 先物
- FX
- 暗号資産
株式
会社の資金調達の1つです。一般の投資家は証券会社を通して上場している株を買う事が出来ます。
日本の証券取引所に上場している企業の株式を国内株式といいます。買った株が値上がり売却した場合のキャピタルゲインと配当金でのインカムゲインの2つの利益の取り方があります。
もちろんどちらもとれる企業の株も多くあります。
東証一部に上場している銘柄(企業の株)の中から日本経済新聞社が225銘柄を選んで、その株価を使って算出した株価の指数
債券
国・企業・銀行・公共団体などが資金調達するために発行する有価証券。国が発行すると国債と呼ばれ、企業が発行すると社債と呼ばれます。
株式などとは違い年数によって金利が確保され、元本割れがほとんどない。国債の場合は国がつぶれる事は無いとすると元本割れは考えられません。しかし社債の場合は会社がつぶれたりすると元本割れが発生します。
不動産
土地を購入して売却益もしくは家賃収入で利益を得ていきます。今では老後のお金の対策の一つとして20代~始めている人もいるようです。年金の足しになればという考えからでしょうね。不動産の場合もキャピタルゲインとインカムゲイン両方の利益を取ることもできます。
先物
証拠金を利用して行う取引の一つです。
将来の売買価格を先に現時点で約束する取引で、今の時点では売買価格や数を決めておいて、将来の約束の日(期限)が来た時に初めて売買を行います。
先に価格の値段と数を決めて置く事で、将来売買する時のリスクヘッジが出来ます。価格変動のリスクを抑える事ができるんですね。
FX
外国通貨との売買に証拠金を使って利益を狙う取引です。
- FX=Foreign eXchange 外国為替という意味です
先物同様に証拠金を担保に手元の資金以上の取引きを行うので、大きくリターンを出す事ができる反面、思惑と違う時には大きな損失になるケースがあります。
暗号資産
仮想通貨の事です。株や外国為替同様に現物取引や信用取引といった2種類の取引ができます。一番有名なコインはビットコインです。
ポートフォリオとアセットアロケーション
投資をスタートすると必ず目に入るのがポートフォリオとアセットアロケーション。
この2つはどんな投資であっても使われる言葉なので覚えておいてください。
ポートフォリオ
ポートフォリオは色んな業種で使われている言葉ですが、金融業界で使う場合の意味合いは「組み合わせ」になります。
投資商品には株・債権・不動産・金・現金…などがありますが、その組み合わせの内容を具体的に表にしたものを指します。
例えば、資産1000万円が全て株式の場合、ポートフォリオがどうなっているか。
UNIQLOの株を500万円
トヨタの株を300万円
ソフトバンクの株を200万円
アセットアロケーション
アセットアロケーションを日本語に直すと「資産の分配」となります。つまり、株・債券・不動産・金…などにどのように分配しているか、何%ずつ分配しているかを示します。
例えば、資産1000万円のアセットアロケーション。
現金で300万円
株式で300万円
債権で300万円
プラチナで100万円
何の投資から始めたら良いか
「何の投資からどのように始めたらいいのか」ですが、一番良いと思うのは断然「株式」です。
株式と言っても個別株や投資信託、ETFと中々聞きなれないワードが出てきます。その中でまずはインデックス投資で良いですね。
- インデックス投資=特定の指数と連動した値動きを目指す投資方法
色んな指数に連動したインデックス投資商品がありますが、お勧めはS&P500に連動したインデックス投資です。S&P500に連動した商品は投資信託であります。
こちらはS&P500に投資をするのがなぜそんなにも優れているのか?というのをYouTubeで説明してますので、一度見てください。
個別株
個別株とは1つの企業の株のことを呼びます。
例えば、ソフトバンクや楽天などの株を買うと、個別株を購入したことになります。
投資信託
投資家から集めたお金を一つにまとめて、株や債券などをプロの運用マネージャーが買って運用をし、運用成果の利益を投資家に還元する仕組みの商品です。
よく「ファンド」と呼ばれますが、あれは投資信託のことです。
ETF
投資信託1種ですが、ETFの場合は別名「上場投資信託」と呼ばれています。なぜ「上場」と名前についているかというと、通常の投資信託とは違い、市場に上場しているので、市場が開かれている間は自由に売買できるからです。
個別株と同じようにリアルタイムで変動する市場価格で自由に取引ができます。
投資信託を買うには銀行や証券会社へ
投資信託を買うには証券会社や銀行で購入する事ができますが、色々ある証券会社や銀行の中でもお勧めなのはネット証券です。
そしてその中でもお勧めな証券会社は今の所「楽天証券」もしくは「SBI証券」 この2社です。
それは手数料が業界最安値の商品を扱っているからです
投資の世界においてこの「手数料」というのはとても大事なキーワードで、基本 投資の年間利回りは3%~7%と言われています。
なのに、買うときに3%の手数料を取られ、年間運用費を2%も取られるとやっている意味が全くないからです。
そしてそういった商品を薦めて来るのが銀行の窓口や証券会社の窓口での勧誘です。
当然銀行や証券会社は手数料商売です。仕事として薦めてきてるので悪い事をしているわけではありませんが、決して皆さんの資産を増やそうとはおもってません
なので、窓口の無いネット証券の楽天証券やSBI証券がお勧めになります。
お勧めの投資信託(商品)
楽天証券かSBI証券で口座開設が完了したら(ネットで簡単に開設できます)次は投資信託の商品選びです!
これもお勧めの商品があり、それはeMAXIS Slim米国株式(S&P500)です。
色々お勧めはありますが、今回は迷わないように1つに絞りました。この商品は買うときの手数料が0円、年間の信託手数料が0.0968%とメッチャ安い!
破格の手数料です。この投資信託自体が手数料業界最安値を目標にしているので
eMAXIS Slim米国株式(S&P500)よりも安い手数料の投資信託がでたらそれに合わせて手数料を引き下げる可能性があります。
このS&P500というのは米国の主要な会社500社の事なので、S&P500に投資をするという事は米国の主要な会社500社に投資をするという事。
そして今も今後も世界の企業の中心にいるのは大体米国の会社と考えられます。なので、短期的な株価の上げ下げはあっても長期的(10年~20年)に考えると米国の株価は右肩上がりになるだろう。
そういう考えから長期でS&P500に投資をする事は高確率でリターンを得る事ができると思います。
現在皆さんはAmazonやGoogle、appleなどを使っていますか?使ってますよね?知らず知らずのうちに使っていると思います。
世界中でなくてはならない企業は全てアメリカですね。これからも世界の企業の中心からアメリカが外れる事は当分無いと思いますよ。少なからず100年位は。
一番大事な事
さて、口座も開設し、買う商品も決まればすぐにスタートできます。が、もう一つお伝えすることがあります。
それは「毎月一定の金額を投資し続けること」です。
これは「ドルコスト平均法」と言い金融商品の投資方法の一つで一括で全額投資するのではなく月々同じ金額を買い続ける方法です。
ボーナスが入ったから今月は多めに買うなどはしない方がいいですね。毎月決まった金額 これが重要です。投資信託は100円から買えます。
自身の収入に見合った金額(無理にならない金額)を毎月積み立てする事をお勧めします。
今は携帯電話があれば何でもできる時代になりましたね。銀行に行かなくても良いし、買い物も配達してくれたりバーコード決済で支払いもメチャ楽です。便利な世の中ですね。
ちなみに楽天証券やSBI証券では自動積立の設定もできるので楽ですよ。自動積立の設定をしてしまえばお金を入金して後はほったらかし。
そして10年後 口座を見ましょう!では!より良い生活を!
投資を始められる方にはこちらの記事をお勧めします。
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