会社を辞めてサイドFIREしたい。でもいくらお金があったらサイドFIREできるのか分からないし不安。
こういった悩みに答えていくで。
- 絶対にこの金額があれば大丈夫とはならない。人は「たられば」を考えてしまうから。
- 今の自分の年齢によって将来必要な金額が変わる。
- サイドFIRE後にどのような収入があるかによって必要な金額は変わる。
- サイドFIRE後にどのような生活がしたいかによって必要な金額は変わる。
サイドFIREは企業に勤めず縛られないで生きていきたい。自分がやりたい仕事、もしくは生活にあと少しだけ必要なお金を稼げたら良いなぁくらいの気持ちで稼ぎながら暮らしていく生き方です。
【好きなことで稼ぐ+不労所得】で生活できたらサイドFIRE達成となります。
サイドFIREに必要な金額
普通の暮らしをするならいくらお金があったらサイドFIREできそうかな。
総務相統計局のデータによると、2022年1月分ですが 消費支出(二人以上の世帯)は1世帯当たり 287,801円と出ているので毎月約30万円必要とします。
毎月30万円の内、25万円を資産所得(配当金)。のこり5万円ほどを好きな仕事で稼ぐと仮定するとサイドFIREに必要な金額を計算できそうです。
結論:サイドFIREするのに必要な金額は6000万円です。(二人以上の世帯の場合)
6000万円で配当利回り5%の金融商品を買えば毎月平均25万円を受け取れます。
しかし好きなことで稼ぐ金額が5万円ではなく10万円であれば、残り20万円の資産所得で良いので、配当利回り5%の金融商品であれば4800万円で済みますね。
好きなことで稼ぐ金額によって、必要な配当を生み出す資産額は変わってきます。
二人以上の世帯で月30万円が平均なので、一人暮らしの場合は個人差はあっても、副業の5万円と月15万円の資産所得を受け取ることができれば暮らせていけそうです。
3600万円で配当利回り5%の金融商品を買うと毎月平均15万円の資産収入が入ります。
結論:サイドFIREするため必要な金額は3600万円(一人暮らしの場合)
6000万円を作る期間
サイドFIREするために必要な金額は分かったけど、6000万円作るにはどのくらいの期間が必要なの?
この質問に対しては本業での収入によって差がついてしまうので毎月投資に回せる金額別で計算したいと思います。
二人以上の世帯の場合
金額 | 年利 | 期間 |
3万円 | 5% | 44年9ヵ月 |
5万円 | 5% | 35年11ヵ月 |
10万円 | 5% | 25年1ヵ月 |
15万円 | 5% | 19年8ヵ月 |
20万円 | 5% | 16年3ヵ月 |
上記のように将来年金の足しになればという気持ちで3万円~5万円を投資に回す場合は良いですが、サイドFIREするための投資であれば44年は途方もない期間ですよね。
6000万円は二人以上の世帯で暮らすのに必要な配当金を手に入れるための金額なので、共働きであれば毎月15万円~20万円を投資に回すのも不可能ではないと思います。(簡単ではありませんけどね)
年利5%というのは優良な金融商品の平均リターンですが、僕自身がFIREできた米国株のインデックス投資であれば、年間の平均利回りは8%以上ありますので、もう一度計算してみますね。
金額 | 年利 | 期間 |
3万 | 8% | 33年5ヵ月 |
5万 | 8% | 27年7ヵ月 |
10万 | 8% | 20年2ヵ月 |
15万 | 8% | 16年4ヵ月 |
20万 | 8% | 13年9ヵ月 |
いかがでしょうか。10万円以上投資を続ければ約20年程で6000万円は達成できます。ただ貯金をしてくだけでは到底たどり着けません。
一度6000万円を作ってしまえば、それからは資産収入として毎月25万円(利回り5%の場合)が働かなくても入りますので、共働きの場合は大変かもしれませんが毎月15万円以上は投資に回してください。
一人暮らしの場合
一人暮らしの場合は毎月の資産収入が15万円あれば生活はできると思うので、毎月15万円を生み出すために3600万円必要でしたね。
先ほどと同じように年利8%で計算してみましょう。
金額 | 年利 | 期間 |
3万円 | 8% | 27年7ヵ月 |
5万円 | 8% | 22年1ヵ月 |
10万円 | 8% | 15年4ヵ月 |
15万円 | 8% | 12年 |
20万円 | 8% | 9年11ヵ月 |
一人暮らしの場合も年金の足しでの投資なら3万円~5万円で十分だと思いますが、サイドFIREするためだったら途方に暮れますね。
サイドFIREを本気で達成しようと思うのであれば、せめて10万円以上は毎月投資に回してください。
僕は17年間サラリーマンを経て39歳でFIREできた条件はこちらです。
共働きだったので毎月15万円投資に回していた
米国株に投資をしていた
ストレスにならない程度に生活費を削った
つまり、20代で投資を始めれば、40代でサイドFIREは余裕で達成できるということですね。
では次に投資をせずにサイドFIREを達成させるにはいくら貯金しないといけないのでしょうか。
貯金だけでサイドFIREを達成するには
20代・30代・40代・50代で分けて考えてみます。それぞれの年齢でサイドFIREするための貯金額を計算してみましょう。
- 100歳まで生きれる仮定で話を進めていきます
- サイドFIRE後の生活費は毎月30万円とします
- サイドFIRE後に稼ぐ収入は毎月5万円とする
- 76歳からは毎月5万円の収入がなくなるとする
共通点を設定して話を進めていくので、あとは皆さん個人で考える生活費やサイドFIRE後に稼ぐ収入を足したり引いたりして決めていってください。
20代でサイドFIREする場合
仮に20歳でサイドFIREする場合は100歳まで残り80年間ありますので、約2億5500万円必要です。
確実に起業するか副業で稼がないと20歳でサイドFIREが無理なのは金額をみて納得だと思いますし、実際に20代でサイドFIRE場合は、稼ぐ力をバグらせないとできません。
30代でサイドFIREする場合
仮に30再でサイドFIREする場合は100歳まで残り70年間ありますので、約2億2500万円必要です。
30代でサイドFIREする場合も20代と同じように企業もしくは副業で稼ぎをバグらせる必要があります。
40代でサイドFIREする場合
40代でサイドFIREする場合は100歳まで残り約60年間ありますので、1億9500万円ほど必要です。
サイドFIREを目標にする年齢を40歳にした場合は金額的にも2億を割りますが、まだまだ貯金額の壁は高すぎます。
50代でサイドFIREする場合
50代でサイドFIREする場合は100歳までちょうど残り約50年間で、1億6500万円ほど必要です。
50歳で貯金が1億6500万円も貯まってるなんて到底考えられませんよね。
貯金だけでは確実に無理そうだね
サイドFIREを達成させるには投資が必ず必要になります。
サイドFIRE達成までの期間を短くさせる方法
結論:支出を減らして収入を増やし、投資に回すお金を増やす
毎月5000円でも1万円でも投資にお金を追加することができたらその分確実にサイドFIREまでの期間は短くなりますし、副業で毎月5万円稼げていたら更に期間は短くなります。
いきなり収入を増やすのは難しいにしても、支出を減らすのは今からでもできそうだと思いませんか。
サイドFIREした後の自分を想像すれば削れる部分を探すのも楽しいものですよ。
まとめ
これでサイドFIREするための具体的な金額と期間をイメージできそうだ。
人生100年時代と言われる現代です。50代でもサイドFIREに必要な金額を貯金するとなると1億円必要なので普通に暮らしてても貯まりませんよね。
サイドFIREするには確実に投資が必要になります。40代でサイドFIREする目標がサラリーマンをしながら目指すのが現実的だと思います。(実際に僕が選んだ年齢も40歳でした)
- 二人以上の世帯の場合は6000万円必要(生活水準によって変わる)
- 一人暮らしの場合は4800万円必要(生活水準によって変わる)
- サイドFIREするには投資が必ず必要(米国株がお勧め)
- 投資期間は12年~18年程(月10万円以上の場合)
- 40代でサイドFIREする目標が現実的(20代や30代の方)
- 支出を減らし、収入を増やす(投資に回すお金を増やす)ことでサイドFIRE達成するまでの期間を縮めれる
※40歳以降でサイドFIREするのがダメというわけではありません。あくまでも現実的で理想的な年齢です。
20代や30代の方には現実的に理解しずらいかもしれませんが、40歳って色々と自分自身のこれからを考え、理想的な自分と今の自分とのギャップに悩む年齢なんですよね。
このまま会社にいるべきなのか。あと25年も働かないといけないのか。など考えると思います。しかし抜け出す手段がないと嫌でも生活のために会社に居続けないといけません。
そのような年齢の時にサイドFIREできると人生はめちゃくちゃ楽しいですよ。
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