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投資を始める前に知っておいた方が良い「心理学」

YouTube・Twitter・Facebook・TikTokなど様々な情報をSNSで拡散されている現代で、FXや暗号資産などで大金を手にした記事を見かけます。

記事だけを見ると羨ましい限りで、たった1回の取引で何百万、何千万の利益を得ている人が沢山いますね。しかし1年もしたら同じ人のツイートを見かけることがほとんどないのはなぜなんでしょうか?

それは、FXや暗号資産で儲けた後、大敗しトレードの世界から去っていった方がほとんどだからです。

では、なぜ大きく勝てたのにもう一度レバレッジをかけたトレードをしてしまうのか?それには人間だれもが持っている「心理」が働くからです。

皆さんは「カジノ」へ行ったことがありますか?僕はあります。1回目はオーストラリアに行った時、初めて行きました。2回目は新婚旅行でラスベガスに行った時ですね。

カジノにある「ルーレット」というゲームはご存じでしょうか。

「0」「00」から始まり「1」~「36」の赤と黒に分かれた数字を当てるゲームです。(※ヨーロッパとアメリカでは「00」があったりなかったりするようです)

「0」「00」を除けば基本、赤or黒 で2分の1ゲーと思いますよね。その通りで、1回しかBETしなかったら2分の1ゲーなのですが、2回3回とするごとに勝ち続ける確率は4分の1、8分の1と減っていきます。

本人は毎回のゲームは2分の1と思っているので、「次こそは」となっていつしか負けるのです。

※どこまで行っても「確率」なので、何回かは勝ち続ける人もいます。

Richard Jarecki ←こんな人も世の中にはいます。こんな人は稀です。

この記事では投資をしていく中で何通りかの心理行動を紹介していきます。最後にすべての心理行動に対する対処法も書いておきます。

目次

ブレークイーブン効果

ブレークイーブン効果とは、損失( 投資の場合は損金)をしてしまうと取り戻そうとしていつもよりリスクがある行動をとってしまう心理状態の事を言います。

皆さんも負けを取り戻そう!と思って動いたときはありませんか?パチンコやスロットでもあると思います!僕もバリッバリあります!朝からミリオンゴットで天井いって、単発…やめましょうか。

ブレーク‐イーブン【break even】 の解説

《五分五分の意》核融合炉において、その運転に要するエネルギーと取り出されるエネルギーが等しくなること。

goo辞書より引用

例えば、手元に100万円の投資資金があったとします。それを120万円に増やす為にリスクをとったが、結局80万円になってしまった。(※説明の為の数字です)

その後に、「損失を出してしまった、20万円を取り返したい!」と思う人は沢山いると思います。

最初100万円の時も、80万円の時もリターンの20万円と言う金額は同じですが、確実に後からの80万円から20万円を狙う方がリスクが高くなっていますよね?

投資の世界で、ハイリスク・ハイリターンはあれど、ローリスク・ハイリターンはありません。

利益の幅=リスク幅 なので、大きくリスクを取らないと大きなリターンは期待できません。

上記の例で、当初100万円が120%で目標達成できます。しかし、80万円になり、そこから120%にしても、96万円です。80万円を100万円に戻すには125%かかります。

当初よりも5%リスクが上がっています。無意識で、損金を取り返そうとするあまり、多くのリスクを自ら背負おうとおもってしまうのです。

ブレークイーブン効果との向き合い方

合理的な判断が鈍り、割に合わなさすぎる行動をとってしまうのですから、損失が出た時はまず気持ちを落ち着かせるため、勉強代と捉えて次回に生かすしかありません。

長く投資をしていれば(せめて10年間位)、必ず暴騰や暴落は経験します。なかでは自分が買ったら必ず下がる!と言う人も多いでしょう。(僕もメチャメチャ体験済み)

コロナショックでも暴落したあと、利益を得た人は何もせず冷静に見ていた人です。全てがそうでないかもしれませんが、冷静に取引をしていきましょう。

スネークバイト効果

ブレークイーブン効果と真逆で、損失(投資の場合は損金)を出した後にそれ以上損失が大きくなってしまう事を恐れ、以降リスクをとらなくなる行動心理を言います。

スネークバイト

直訳すると「蛇にかまれた傷」

一度でも蛇に噛まれると、その経験を思い出し、蛇を極端に避ける事を意味します。(まぁ何に噛まれても避けますよね)

買ったわ良いがすぐに損失が出てしまう。しかし、中々損切ができなくて気が付けば半分以下に。最後はしぶしぶ全て売却して「もう投資は一切しない」と投資を辞めてしまう(リスクを全く取らなくなる)。

これも冷静に合理的に考えれば【現在損を出してしまった≠将来も同じように損をする】になります。

現在の損益と将来の損益には何の関係性もありませんよね? しかし投資の世界で損をすると「いや、もうこんな思いになりたくない!」と不安に駆り立たれて投資を辞めてしまうのです。

スネークバイト効果との向き合い方

確かに誰もが、期待して始めた投資で暴落を経験したり、自分の予想と違った方に進み続けたら辞めたくなりますよね。

一点集中の投資をせずにある程度分散された投資冷静に行えば ボクシングの一発ノックアウトからの退場は免れます。

アンカリング効果

アンカリングと言うのは【錨いかり】の英訳【Anchorアンカー】が語源になっているようです。

アンカリング効果というのは人の心に錨の様に引っかけて、その人の行動を誘い込む(引き付ける)という事です。

アンカリング効果の多様性

プロのアスリートが大事な試合前などに決まって必ず聞く音楽があったりすることは珍しくありません。これは、必ず同じ音楽を【Anchorアンカー】 として聞く事で、いつも通りのパフォーマンスを自身から引き出す事を期待する儀式みたいなものです。

皆さんも似たような経験はありませんか?自分の家よりもカフェの方がブログが捗るとか。それはある特定の場所で作業する事によってやる気が出る【Anchorアンカー】を自分で作っているのです。

金融商品にもアンカリング効果が使われている

株式投資で個別株や投資信託を選ぶ時、パソコンやスマホでSNS・雑誌・証券会社のサイト等を見る事はあると思います。

「A社は3ヵ月で○○倍」や「今一番お客様に選ばれてます」など目にしませんか?こういった記事を読んだ後に紹介されている銘柄を買うのもアンカリング効果になります。

ただ単に、注目されている!などよりも、具体的な数字を出して紹介されると魅力的に人の目には移ります。しかし、過去の成績や書いてある文面は将来の成績を保証しません。

アンカリング効果との向き合い方

実際にアンカリング効果を使った広告や営業などで良い投資銘柄と出会うきっかけになる事もありますが、その広告で書かれていることやセールストークは今までの成績であって、買った後の利益を保証するものではありません。

したがって、投資商品を選ぶ時は冷静に広告や営業トークだけでなく、業績やバランスシートなどを確認し、将来性も見据えて検討しましょう。

ハーティング効果

ハーディング現象(はーでぃんぐげんしょう)分類:投資理論

人間は、合理的な観点から物事の判断をしたり、自らの行動を決定するよりも、多くの人々と同じ行動をとることに安心感を抱き、周りに同調したり他人の行動に追随してしまう傾向があること。集団から外れたくないという心理から、多くの人間が非合理的な判断に基づく行動をとっていても、そのなかで自分一人が合理的な行動をとることは困難であり、自分の持っている情報を無視してでも非合理的な行動に同調してしまう結果、集団として間違った方向性にいってしまうことがある。行動経済学上において、このような群衆心理に基づく行動のことをハーディング現象と呼ぶ。

投資家によるサブプライムローン関連商品の購入が過熱化し、リーマン・ショックの原因となったことなども一種のハーディング現象とされる。

野村證券より引用

簡単に言うと、多数決で多い方に寄るという事です。THE 日本人といった所でしょうか。

上記にも書いてる通り、サブプライムローン関連商品の購入加熱化 はまさにといった所です。

人が買うから「買う」。人が手放すから「売る」と言った行為を過半数で行ってしまうので、相場のアップダウンが激しすぎるんですね。

コロナショック後にアメリカではロビンフッダーと呼ばれる個人投資家たちがこぞって「ゲームストップ」と言う会社の株を買っていきました。この未曾有の事件(←メチャメチャ面白い事になった事件です。ぜひ見てください)こそハーティング効果です。

ハーティング効果との向き合い方

ハーティング効果に乗る事自体は悪いとは思いません。が、人が言うからそうするばかりでは損失が出た時も人のせいにしてしまいます。

人の意見を聞く耳も大事ですが、まず冷静に自分の考えを持ち、冷静に周りを見ましょう。

カリギュラ効果

【禁止】される程、その事に興味が湧いてしまい、アカン!と分かっていてもやってしまう性質が人にはあります。その心理現象の事を「カリギュラ効果」と言います。

これはイギリスとフランス両国が巨額投資をした旅客機【コンコルド】というのがあったようで、大赤字に陥る事がわかっていたのに、すぐには開発を中止しなかったことに由来しているようです。

株式の世界では、投資で損失が出ていても、「いま辞めたら今まで投資したお金が無駄になる」と言う心理によって、投資を辞められなくなる事を言います。

確かに絶対に見ないで下さい!と書いてあったら見たくなるのが人間の心理。遊ばずに勉強しろ!と言われたら遊びたくなる。カリギュラ効果って生活のそこら中にありそうですね。

投資においても、ルールを破ってはいけないとわかりつつも破りたくなる心理が働き、長期で持っていれば良い株も売却してしまったり、このトレードには手を出さないと決めていても手を出してしまう。

カリギュラ効果の怖い所は人間の欲求に訴えかけるものなので、一度かかると中々抜け出せない かなり怖い心理現象。

カリギュラ効果との向き合い方

これは簡単ではありませんが、自分の投資に対してのルールを作り、そのルールにのっとった方法しかしないようにする。「機械的に投資をする」に尽きると思います。

と言うより、それしか思いつきません。何が起きても冷静に淡々と機械的に投資スタイルを破らずに繰り返していく。それしか考えつかないです。

まとめ

  • ブレークイーブン効果
  • スネークバイト効果
  • アンカリング効果
  • ハーティング効果
  • カリギュラ効果

投資にも関係する5つの心理行動に関する現象をお伝えしました。もうすでに気づいた方もいると思いますが、全ての心理行動に対する対処法は冷静です。

まぁ知ったから免れるか?と言うと五分五分といった所ですが、知ってるのと知らないのとではだいぶ違いが出ます。

大勝したトレーダーがまたリスクの高いトレードを繰り返し消えていくのは誰もが持っている人間の心理からくる行動だからです。

なのでレバレッジをかけた取引を感情にまかせて何度も行うのは「破滅」への道なのです。みなさん、ギャンブルは程々に。

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この記事を書いた人

22歳から17年間ずっとサラリーマンとして働き続け、39歳でFIREしました。価値観は人それぞれですが、人として賞味期限のあるうちにやりたいことを好きなだけして生きていきたいと思ってます。米国株式投資でFIREしているので、株式投資のやり方や続け方をブログとYouTubeで配信しています。お金持ちではなく、小金持ちを目指す内容になっています。

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