2023年3月10日、アメリカのカリフォルニア州を中心としたスタートアップ企業向けの融資を行うシリコンバレー銀行(SVB)が経営破綻をしたことで、株価が全体的に下落しました。
特に下落幅が大きいのが銀行株で、銀行の破綻が原因なので銀行に対する不安が大きいのは当然ですね。
歴史を見てみると、アメリカで住宅市場の悪化による住宅ローン問題がきっかけで、2008年9月15日にリーマン・ブラザーズ・ホールディングス(投資銀行)が破綻したことで不安が不安を煽り、連鎖的に世界規模の金融危機が発生しました。
通称リーマンショックと言われる1929年に起きた世界恐慌以来の世界的な大不況となり株価大暴落となりました。
結論:買い時です。世界的に株価が暴落した時は必ず買い時になります。しかし暴落したばかりは見計らうタイミングが大事です。
ではどういった場合が買い時になるかを過去の歴史を見ながら説明していきます。
過去どのくらい影響を受けたのか
リーマンショック時の日経平均株価の下落は発生直後と比較すると約41%もの下落率を記録し、投資家や企業がを損失を被りました。
米国の主要指数であるS&P500指数は2007年10月9日から2009年3月9日まで、約1年5カ月にわたって下げ続け、下落率は56.8%に達しました
図面のように金融ショックがおこると、株価は何年か停滞します。
頭と尻尾はくれてやれ
金融でよく言われている格言が「頭と尻尾はくれてやれ」です。
底値で買って最高値で売るのが最もうまい理想的な利益の取り方ですが、株価は誰にも読めません。
もう底値だと思っていてもさらに下がる場合があるし、これ以上上がらないだろうと思っていてもさらに急上昇する場合も多いです。
欲をかくと利益を受け損じる場合があるので、この格言は覚えておいてください。(メチャクチャ大事です)
暴落してから買うべき商品とタイミング
買うタイミングはあくまでも僕の感覚でしかありませんが、個別株ははっきり言って全くわかりません。
「暴落してから買うタイミング」というのは投資信託やETFのタイミングのことです。
単体の企業の株だと金融ショックでおこる業績がどのくらい影響するか分からないからです。
暴落時に買わない方が良い商品
投資信託やETFだと、なぜある程度買うタイミングが分かるのかというと、種類や経験則もありますが、いくつかの企業の株を合わせているので、その時に起こった経済麻痺の影響を受ける企業と受けずらい企業とで緩和される見通しがつくんですよね。
- 1つの業種に特化している
- レバレッジがきいている
- 信託手数料が年間0.7%以上(購入時の手数料がかかるのは問題外)
上記のような投資信託やETFは特化されているので、上手くいけば大きく利益を得やすい反面下がる時は大打撃を受けるので注意しましょう。
暴落時に買うべき商品
ずばり「インデックス商品」になります。
- S&P500に連動した商品
- 日経平均に連動した商品
- 全世界株式に連動した商品
上記3点であればほぼ間違いなく「買い」と判断しています。
もちろん上記3点以外でも暴落した時には高配当ETFなどの購入もしていますが、たくさんの企業の株価に連動したインデックス投資であれば、基本的には右肩上がりに株価は推移しているので勝ちにつながるケースが多いです。
暴落時の買うタイミング
では実際に世界的な株価の暴落が起きてからどの位下がれば買い時なのか。
「30%」
買うべき商品の種類であげた3点であれば30%下げれば僕の場合は確実に買うタイミングです。
もちろんそれ以上下がる場合もありますが、少し長い目で見れば確実に利益を狙える下げ幅だと思っています。
※これはあくまで僕の経験則によるものです。
まとめ
米シリコンバレー銀行破綻で銀行株は買い時なのか。その答えは分かりませんが、僕の中では買い時になりました。
僕自身はSPYDなどの高配当ETFが好きなので、ある程度値段を決めて買い付けをしています。
銀行の破綻というのはこれからも起きうることだと思うし、大手の企業の倒産もありうる話なので生きていると何度も経験すると思います。
そのたびに株価は下落するのでうまく見計らって資産を増やしてみてください。
もし、見計らうのが苦手な人はこちらの記事を一度さらっとみてください。
みなさんの人生を設計する1つとして株式投資がうまくいきますように。
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